| ドラムセットにはプレイヤーの好みや音楽的指向、体格、使うパーツの数によってさまざまなセッティングの仕方があります。 基本的に以下の点に注意しながらセットすることで安定したセッティングに仕上げることができるでしょう。 |
| セッティングのポイント |
| バスドラ/フットペダル |
| バスドラはスパーを調節してフロント面が床から指一本分持ち上がるようにセッティングしましょう。フットペダルはB.D.のヘッド面に対して直角になるようにしっかり取り付け、ネジもしっかりとりつけます。ビーターがバスドラの中央に来るように調整して下さい。 |
| ドラム・ストゥール(椅子) |
| 椅子の高さによって座ったときの膝の角度が決定されます。それにより腰への負担やバスドラを踏む強さ安定度も変わってきます。パワーヒッターは低めテクニカルな人は高めが多いようです。一般的に膝の角度は直角よりやや開いた程度が良いとされていますから、その程度の高さ(立ったときの自分の膝付近の高さ)を基準にして、自分が演奏しやすい高さを見つけましょう。フットペダルとハイハットスタンドに足を置いて身体が正面を向く位置にストゥールをセットします。 |
| スネア |
| 自分の正面にくる位置にセットします。スタンドの脚はあまり開きすぎるとフットペダルやハイハットペダルの邪魔になりやすいので、「不安定にならない程度に狭く」するのがコツです。スネアの高さは、演奏時に手が腿に当たらないよう打面が自分の腿より数cm程度(かなり好みに左右される部分ですが、5〜10cmくらい)高くなるようにします。スネアの打面は水平を基準として好みによって叩きやすい角度をみつけましょう。(リムショットを多用する場合は水平に近い方が叩きやすいし、レギュラーグリップの時は左側が高い方が叩きやすい)スナッピーを操作するストレーナーの位置に注意しましょう。(一般的には時計の8時〜9時付近にしているドラマーが多いようです) |
| ハイハット |
| スネアを中心にB.D.のフットペダルと左右対称の位置にハイハット・ペダルがくるようにするといいでしょう。(スネアに向かって正面に座ったとき、両足がスネアを中心に同じような角度になる位置)ペダル下の接地面は完全に接地させるより多少(数mm程度)持ち上げた方が安定します。ハイハット・シンバルの高さは奏法や好みにもよりますが、スネアに対して高すぎても低すぎても演奏しづらくなるので、適当な高さをみつけましょう。 |
| タムタム |
| タムの打面は水平に近いほど音も感覚もよくなりますが、打面が高くなり距離的にも遠くなるので自分に向けて多少角度をつけるのが一般的です。各タム間の隙間はぶつからない程度になるべく狭くして、打面はできるだけ揃えるようにした方が演奏がスムースになります。タムをタムホルダーにセットするロッドは楽器に負担がかからないように適度に差し込みます。基本的に浅くしたほうがサスティーンが良い。近頃はYESSやリムズのようにタムに直接差し込まないようになっているものもある。 |
| フロアタム |
| スネアと対称となるようにセッティングします、フットペダルを操作する邪魔にならない程度に近くした方が演奏がスムーズになります。フロアの高さはスネアに揃え、打面は水平が基準になりますが、多少自分に向けて角度をつけた方が叩きやすくなります。 |
| シンバル |
| シンバルは水平にセットするとスティックのショルダー部分を使った激しい奏法に向き倍音も増します。、角度をつけるとスティックのチップ部分を使った繊細な奏法がやりやすくなり倍音も短めになります。各シンバルのセッティング位置や高さは好みによるところも大きいのですが、演奏時のシンバル自体の揺れも考慮して他のパーツにぶつからない程度の距離と高さは確保し、同時に必要以上に遠くならない配慮が必要です。(特にライドシンバルは他のシンバルに比べて連続して叩くことが多いので、なるべく腕を伸ばさなくても叩ける位置にある方が楽になります)ブームスタンドを使用すればセッティングの自由度が高まり便利ですが、ブームを必要以上に長く伸ばして使うと重心が崩れてスタンドが不安定になりトラブルのもとになるので、必要最小限の長さを心がけると同時に3本ある脚のうち一本はなるべくブームと同じ向きにして、また足の一本は自分のに向けるようにセッティングするとバランスもよくなります。 |
| 注意 |
| ネジ類は緩すぎるとズレたりはずれたりしますし、力まかせに締め付けるとすぐネジが磨耗して使い物にならなくなったりします、普通の力加減で締めていって最後に少しだけ力を入れて止める感じを心がけましょう。スタンド、ホルダー等につけられたメモリークランプはセッティングの再現性を高め、ボルト等の負担を減らし、安定度も高まりますから積極的に使いましょう。 バスドラム、ハイハットスタンド、スネアスタンドなどは床の材質、プレイの仕方によりズレやすくなりますので、マットをひいたり、ストッパーをかけたり、固定するなどしてズレないようにして下さい。 ライブなどでシンバルが倒れたり、ペダルのビーターがはずれたり、椅子がずれてステージから姿を消したりなど(笑)セッティングの安定性はとても重要になります。また故障やトラブルの原因はセッティングからくることが多いので注意して下さい。 |